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名張にくまさん?!
訪問リハビリを担当している理学療法士の東瀬です。 今年は毎日のように熊の出没ニュースを目にします。 気候変動のせいで熊の餌が森にない、森が減って熊の生息域が足りないなど、いろいろな理由があるようです。 その中でも、山間部の高齢化が進み田畑が荒れ、熊と人の生息域の境界が曖昧になってしまっていることも大きな理由となっています。 「名張は熊出てへんよな?」 ある利用者さんがポツリとおっしゃられました。 その場では「名張はまだ熊は出てないよ〜、大丈夫〜」と笑い話になりましたが、名張も高齢化が進み、静かな街になってきていることをその利用者さんも感じているのかな?と思いました。 年齢を重ねても安心して暮らせる、活気ある街をどうしたら保っていけるのかな。 子どもたちが大人になる頃、名張はどうなっているのかな。 あまり壮大なことはできないけれど、名張を活気づけるために 『理学療法士としてできること』 『一人でも多くの利用者さんの元気を取り戻すお手伝いを、コツコツと頑張ろう。』 日常のささいな一言ですが、そう初心に戻って感じた出来事でした。
11月14日


走馬灯を引き受けること
最近、重松清さんの「はるか、ブレーメン」を読みました。 走馬灯…人は皆、いつか死にます。自身に残る大切な記憶の断片が総集編の様に最期現れるといいます。自分が見たい場面も見たくない場面もそこには現れる様です。 自分の見たくない場面を切り取り編集する事ができ、それをお仕事にしているという小説の設定です。 昨年度、私達は18人の方をご自宅でお見送りさせて頂きました。 後悔のない人生なんてない。迷惑をかけない最期なんてない。きれいなきれいな想い出ばっかりの人なんて居ない。 そう、私は最近思います。 それら全てを引き受けて旅立つ事、残された者へ大切な何かを引き継ぐ事、それが人たるが故の最後の発達課題なのではないかと。 それはもしかすると走馬灯の書き換え、呼び起こし、紡ぎ直し…その様なお手伝いがとても大切なことなのではと思います。 私達は最期の発達課題を乗り越えるべく、支援者としてその側に居ますが、その荒波を乗り越えた後の静かな凪と穏やかなお顔を見ると、何故かこちらが勇気づけられます。 私達が誰も知らないその場所に立たされる事、その景色はどんな風でしょう。.
10月24日


がん終末期のリハビリを経験して
こんにちは。 作業療法士の前田です。 今年の夏、がんの終末期のご利用者を2名担当させていただきました。 今までも終末期の方を担当させて頂いたことはありましたが、最期の時が近づくと、訪問看護や往診、ヘルパーの需要が高くなります。...
10月10日
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