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亡母と介護と続く想い

  • 2025年12月12日
  • 読了時間: 2分

2022年に亡くなった実母は、晩年、車椅子生活を送っていました。


父と母、老老介護で過ごす日々。 父には、慣れない家事と介護で相当な負担をかけていました。

母は、思うように動かない体や、思うように動いてくれない父に苛立ちを覚え、きつい言葉を浴びせることもあったようです。 父は「くそー」と思いながらも、笑って受け止めていたと言います。

それでも母は、父に迷惑をかけられないという気持ちと、排泄介助や入浴介助をしてもらうことへの罪悪感と羞恥心を抱いていました。 お互い言えないことは、実家に寄った時や電話で聞くしかできませんでした。


そんな母は、訪問リハビリのPT(理学療法士)さんに深く信頼を寄せ、いろいろな話を聞いてもらったり、心の拠り所になっていたようです。

私がデイケアスタッフとして働くようになったのは、母が亡くなっておよそ2年後のことなので、当時は介護の経験も知識も何もありませんでした。

自宅でヘルパーさんに入浴介助をお願いしていた時も、私はシャワー浴のやり方すらわからず、レクチャーを受けた後、母の入浴介助をしたことがありました。

円背(えんぱい)の体を精一杯伸ばし、ぬーんと首を伸ばして「あぁ、気持ちいい」と何度も繰り返し言う母に、近くで介護してやれなくて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


母が亡くなったあと、「どうして、もっとケアしてやらなかったんだろう」という気持ちと、「あの時どうしてあげればよかったのだろう」という後悔の日々でした。

姉も同じ気持ちだったと聞き、この答え合わせは終わることなく続いていくと思います。

ただ、好きだった食べ物や、エピソードにまつわるアイテムを見かけた時に思い出すことのほうが多いので、後悔というマイナスな感情に押し潰されることなく過ごしています。


先日ようやく納骨し、父も心の整理がついたことと思います。

母が大好きだった苺を見かけはじめる時期、そして亡くなった大晦日。 12月は母を思い出すことの多い季節です。


今年も残すところ、あとわずか。

十分な睡眠、栄養摂取、手洗いうがい、換気を心がけて、良いお年をお迎えください。


ケアスタッフ曽我本

 
 
 

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