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「お箸」を通じた発達支援

  • あゆみの
  • 2020年5月20日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年5月23日

作業療法士の小倉です。あゆみのに入職してから運動協調性発達障害を抱えている幼児から小学生のお子さんを中心に関わらせて頂いております。運動協調性発達障害とは、筋肉や神経、視覚・聴覚などに異常がないにもかかわらず、「お箸を使う」「ボールを投げる、蹴る」「字を書く」などの協調運動に困難を呈する障害です。

その中でも、一番多く依頼があるのは、お箸がうまく使えないという所です。お箸を使うことに関しては、どこがどのようにうまく使えていないのか様々な評価が必要となってきます。

例えば、

① スプーンやフォークは使えているか?またどのように使えているか?

② 普段の座位や立位姿勢はどうなっているか?

③ 鉛筆の持ち方はどうのようになっているか?

④ 力のコントロールはできているか?

などがあげられます。

これらの点を統合して、お子さんに合ったお箸を持つためのアプローチ方法を検討していきます。アプローチ方法としては、実際にスプーンやフォーク、エジソン箸を使用して訓練に取り組むだけでなく、粘土やペグなどの作業を通して遊びながら指先の器用さを身に付けたりもします。その他にも姿勢が不安定なお子さんや力のコントロールが苦手なお子さんは、バランスボールを使って体幹トレーニングを行ったり、鉄棒やジャングルジムなどの粗大的な遊びを通して腕や足腰が鍛えられるように関わっております。お子さん一人一人によって心身機能や性格も違えば、成長スピードも異なりますので、出来る限りその子に合ったお箸の使い方を親御さんと相談しながら進めていければと思います。それでもお箸がうまく出来ないお子さんに対しては、お箸の種類や食事姿勢を評価しながら環境を整えていきます。

最後に関わり方としては、お子さんが苦手なことにもチャレンジする姿勢を褒めてあげることが大切だと考えております。また、お子さんが苦手な運動や道具の操作を、意識的に何度も繰り返し練習でき、楽しんで自主的に取り組めるような関わり方を工夫することを大事にしていきたいと思います。



 
 
 

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1件のコメント


aa r
aa r
1月13日

初めてコメントさせていただきます。記事の視点が非常にユニークで、多くの気付きを得ることができました。特に、読者に考えさせるアプローチが素晴らしいと思います。私も最近、自分の特性や傾向についてもっと知りたいと考え、いろいろなサイトを見て回っていました。その中で偶然見つけた計算障害テストは、自己理解を深めるのにとても役立ちました。この記事の読者にも興味深いものかもしれません。

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