​訪問リハビリテーション事業

    Our Credo 「人間活動再建」のための8か条

 人間活動とは、身体機能と参加・活動を独立したものと捉えず、心や環境などの様々な因子が肉付けられて複合的に生まれる「人間(その人)らしい活動」の総称です。私たちは人間活動再建を実現するために、

  • 自分たちの持つ専門性を通じて人の持つ可能性に目を向けます。

  • 協働の精神の下で社会との繋がりを構築します。

  • ご利用者とともにセラピスト自身も変化、成長できるよう励みます。

1.【専門性の発揮】

 在宅リハビリテーションにおいて私たちが“専門性を発揮する”とは、「生活に専門性を落とし込むこと」です。生活に専門性を落とし込むとは、生活とその暮らしぶりに変化をもたらすことで、そのためには、ご利用者の生活を知ることが不可欠です。

 (理学療法士の専門性)

 病気や外傷、発達障害などにより生じた身体運動における課題を抱えたご利用者に対し、解剖生理に基づく運動学を用いて治療的または予防的な改善策を立案・施行します。運動がもたらす精神面への影響を熟慮し、基本動作能力、応用動作能力の改善・維持を通じて心身両面での健康に寄与します。

 (作業療法士の専門性)

 「人の生活に関わる全ての活動(作業)」を通じて基本動作能力、応用動作能力、社会適応能力の維持・獲得に寄与します。小児から高齢者まで、ご利用者の意欲や価値観、生活背景を踏まえ作業活動に必要な能力を評価し、動作練習や環境調整を通じて個々に応じた作業活動の最適化を図ります。

 (言語聴覚士の専門性)

 先天的・後天的に生じた病気や外傷により、コミュニケーション、食事、認知機能に課題を抱えたご利用者の機能の改善、維持を目指します。神経学的、神経心理学的理論や根拠に基づき評価・訓練を行い、ゆりかごから墓場まで関わる専門職として、「話す」「食べる」「知る・考える」という人間活動の基礎を支えます。

2.【生活を知る その1.生活への寄り添い】

 “生活への寄り添い”とは、傾聴と共感を基本姿勢として、5W1Hの視点をもって私たちの人間性や価値観を通じてご利用者の日々の暮らしぶりを知ることです。

3.【生活を知る その2.生活を診る】

 “生活を診る”とは、私たちが持つ専門性を通じて、ご利用者の生活上の困り事の本質を知ることです。生活をその環境や個人的背景を含め複合的に考察する広い視野と、困り事のボトルネックを見定める洞察力を併せ持つことです。

4.【人間の可能性】

 人には目標や希望という未来への可能性、自分でも見えていない未知の可能性があります。私たちは、未だ見ぬ自分の姿と出会うきっかけを示し、また、新たな役割の創造と提案を繰り返しながら、ご利用者とともに進み続けます。私たちは人間の持つ可能性を信じ、可能性とともにある「生き方」を支援します。

5.【結果よりプロセス】

 私たちはサービスを提供する中で、経験する出来事に一喜一憂するのではなく、「最善は尽くしたか、全力で事にあたれたか。」と、自分自身に問い続けます。ご利用者やご家族の持つ喜怒哀楽の感情エネルギーは、その結果よりもプロセスと私たちのプロフェッショナリズムによって“感動”に変わるものです。

 

6.【地域社会と繋ぐ】

 私たちは“点”で終わらない支援、“面”で支える支援を目指します。外部関係機関との情報共有はもとより、社会資源を知る活動や地域社会へのアウトリーチを通じ、私たち自らが地域社会と繋がり、地域活動そのものを企画・演出することで、ご利用者への社会的処方に資し、ご利用者とそのご家族を社会的孤立から守ります。

7.【協働的パートナーシップの精神】

 私たちは、ご利用者を中心に据えた目標の追求において、日々変化する過程に臆する事なく参画し、すべてのパートナーとの合意形成に努めます。ご利用者も含めたパートナーである全ての相手と力を分かち持ち、専門知識とわざを伝え合います。各パートナーは対等の関係でお互いに主張し合い、お互いを尊重します。

8.【在宅セラピストとしての責務】

 私たちは、“人間活動再建”を体現するために、ご利用者との関係性や自分たちの関わりを振り返りながら、専門職として、またひとりの人間としての成長が不可欠であることを強く自覚し、自己研鑽に励みます。地域から必要とされる在宅セラピスト集団となるべく皆で切磋琢磨し、その責務を果たします。

  サービス内容

​理学療法士・作業療法士による訪問サービス(PT7名、OT5名在籍)

 (成人)

  • 機能訓練

  • 筋力強化訓練

  • バランス訓練

  • 基本動作、日常生活動作能力の維持・改善

  • 歩行訓練

  • 呼吸機能訓練

  • 痛みの緩和

  • 福祉用具や住宅改修についての相談

  • 介助指導など

​ 

(小児)

  • 定型発達動作の促し

  • 運動面や手足の不器用さへのアプローチ

  • 社会適応への援助

  • ​学校支援など

​言語聴覚士による訪問サービス(ST5名名在籍)

(成人)

  • 失語症に対する訓練

  • 構音訓練

  • 発声訓練

  • 嚥下訓練

  • 発声発語器官の運動

  • 高次脳機能訓練など

(小児)

  • 読み書き計算練習

  • ソーシャルスキルトレーニング

  • 写真や絵カードを使ったコミュニケーション指導

  • 学習支援

  • ​学校訪問・教育機関との連携など